2020年6月19日金曜日

吹奏楽部の感染症対策 & 最先端 ICTの活用 

羽村市の市立中学校では、6月15日月曜日から部活動が再開しました。

まずは、活動が再開して今週部員たちと部活でやったことを写真で。

羽村1中吹奏楽部パーテーションを使ってレコーディング

※写真は、羽村第一中学校国語科の赤坂光教諭
赤坂教諭は、羽村1中吹奏楽部出身で2011年交響的断章の代部長。音楽ICT、楽器演奏共に堪能です。



演奏者側に羽村1中パーテーションを置きRODE社製コンデンサーマイクNT1、Behringer社製オーディオインターフェイスUMー2、パソコンは、MacBookPro2020、ソフトウエアは、LogicProを使用し感染症対策を講じながらICTを使った吹奏楽部のレコーディング活動をしました。King Gnuの白日と羽村1中おなじみの宝島の録音をしてます。



羽村1中パーテーション。※ハンガーラックにビニールシートを貼ったものです。



こちら側にパーテーションを置いたバージョンもやりました。



最先端の ICT技術やオーディオ機器を使うとクリエーティブな音楽活動ができますね。




羽村第一中学校吹奏楽部では従来の指導法、音楽活動に加え最新のICT技術を使った音楽指導、音楽活動をしています。羽村市のICT教育を吹奏楽部が先進して行きたいと思います。






羽村第一中学校吹奏楽部では、部活動としての感染症対策をこのように講じているという具体的取組や根拠となる国や東京都などからの資料を提示し、共通理解と対策の徹底の上で活動することにしました

2020年6月15日

活動時における「新型コロナウイルス対策」について

羽村第一中学校吹奏楽部
顧問 玉寄勝治




平素は我々の活動にご理解をいただき、まことにありがとうございます。
本年初頭から日本に蔓延している『SARS-CoV2 ウイルス(いわゆる新型コロナウイルス)』による感 染症『COVID-19』が流行し、多くの感染者が出ました。
現在においても、緊急事態宣言が解除され、国や東京都、近県の方針・ガイドラインに従って様々な活動 が再開されようとしていますが、いまだその感染のリスクはゼロになったというわけではありません。
私達『羽村第一中学校吹奏楽部』といたしましても、3 月から休止していた活動をこの 6 月 から徐々に再開させていくにあたり、様々な情報を集め、勉強をし、対策を検討し、そして、活動を行 う上のマニュアル『羽村第一中学校吹奏楽部新型コロナ対策マニュアル』を策定いたしました。
つきましてはここに(次ページ)、そのマニュアル、および、関連の文書を公開いたしますので、皆 様にご周知をいただきたいのと同時に、ご質問・不備のご指摘・ご意見などがおありであれば、お手数 ですがご鞭撻を頂戴できれば幸いです。
その主旨は、「新型コロナウイルスに関する知識」「消毒に関する知識」をメンバーで共有し、活動の 方法ややり方を「マニュアル」により周知徹底・実行することです。
これらの「知識」や「マニュアル」をメンバーや参加者で共有するため、活動の冒頭に研修会を行っ てメンバーに周知徹底してから、活動を始めます。
また、活動後には、床面などのアルコール消毒を行い、次の利用者の感染予防を徹底します。
今回、このような事態になって、様々な対策を、様々な専門家や学者が論じていますが、いずれにし てもすべて初体験の事態であり、これが正解であるという解答を出すことは難しいのかもしれません が、私達といたしましては、『感染予防』を最優先に考えながらも『文化活動』の再開との折り合いを つけて、模索をしながら、正しい道を検討しながら、活動してまいる所存です。
文末になりますが、どうぞ皆様におかれましても、まずはご自身の身体の安全を最優先にしていただ き、少しずつ様子を見ながら共に新型コロナウイルスと共存する方法を模索していただければ、と願っ ております。
これからも『羽村第一中学校吹奏楽部』へのご指導・ご鞭撻、そして、温かい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。



以上






2020/6/15

新型コロナ対策マニュアル

羽村第一中学校吹奏楽部
顧問 玉寄勝治

このマニュアルは、新型コロナウイルス(SARS-CoV2)による感染症(COVID-19)流行下における活動を行うためのマニュアルである。
緊急事態宣言下の外出自粛要請下においては、前提として一切の戸外活動は行わない。

【基本的な知見の学習】
新型コロナウイルス(以下ウイルス)は菌とは違い自己で増殖ができない。
人間などの生命体に取り込まれ、自身のコピーを生産し増殖する。

感染ルートは、以下の 3 つであると考えられている。

  ① 接触感染
ウイルスが付着してる場所を触り、その手で口や目を触ることで直接身体に取り込んでしまう。
② 飛沫感染
咳や声を発するときに飛散した飛沫(=つば)を直接吸い込んでしまう。飛沫が付いた場所を触ってしまうと接触感染してしまう。
③ エアロゾル感染
飛沫よりさらに細かい水分などに存在してるウイルスが空気中をさまよい、これを吸い込んで感染してしまう。
ただし 2020  6 15 日現在の様々な情報によれば、主な感染ルートはほぼ①と②によるものと考えられており、直接ウイルスに触れることを想定して対策をすればよいとされている。

感染していないウイルスの活性期間は、以下の通りとされている(諸説あり)
・エアロゾル中のウイルス:時間
・紙類・ティッシュペーパーなど:時間
・加工木材・布地:
・ステンレス・プラスチック:2

感染者に現れる主な症状は、主に以下の 4 つと言われてる。
  1. 倦怠感・だるさ
  2. 息苦しい
  3. においや味を感じにくい(味覚異常・嗅覚異常)
  4. 発熱(以前は 37.5℃以上とされたが、最近では少し続くようであれば注意が必要とされている)

バンベルク交響楽団やウィーンフィル管弦楽団の実験では、演奏時の呼気には、80cm 以上離れれ
ば、ほぼエアロゾルが含まれていないとされている。




【管楽器の演奏・練習を想定した具体的な対策】

1)   練習開始前に、当マニュアルを参加者全員に配布し、内容の読み合わせを行い、知識や具体的な方法や意義を共通認識として周知徹底する。

2)   当日の健康セルフチェックを健康カードに記入し提出しないと、活動に参加できない。健康カードはしばらく保管し、万が一、この活動からクラスター感染が発生した場合のトレーサビリティ追跡(後追い)に役立てる。

3 ウイルスは、手すり、ドアノブ、トイレの便座、蛇口など、人間が直接触る場所に付着している可能性があるため、極力触らない。

4 それでも無意識に触ってしまう可能性があるため、練習教室に入出時は、こまめに手洗い・アルコール消毒する。第二音楽室出入り口に、消毒用アルコールと、アルコール除菌タイプのウェットティシュ、および、使用済みティッシュ回収袋を常設する。

5 無意識に手に付着したウイルスは、無意識に触った口や目から身体に取り込まれる可能性が高いため、休憩中などはなるべくマスクを着用しておくとそのリスクを減らせる(直接触るのにワンクッションかせげる)。
なお、マスクの外側は、そういったウイルスや飛沫が付着している可能性があるため、あまり触らない方が良い。

6 演奏者は推奨 2m 以上(最低 1m 以上)の間隔を確保して、配置する。

7 管楽器演奏時の「つば」は、直接教室の床に落とさず、専用のツバ袋などで回収し、持ち帰る。
なお、約 0.1%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用意するので、袋内の新聞紙にこれをスプレーして、そこにつばを落とせば、瞬時に滅菌されるので活用を推奨する。ツバ袋は回収袋に回収する。

8 活動中は、教室に換気システムがある場合は利用し、無い場合は 30 分に 1 回、分以上を目安に、窓を開け放ち換気を行う。

9 活動時、指導者はマイクとアンプなどを使って拡声し、大声を出さないようにする。

10 活動後は、アルコール、または、約 0.1%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液により、床や机、椅子などを拭き掃除する。

 以上