東京都は、6月から学校が再開しました。
羽村市の小学校中学校は、分散登校を実施しております。
来週から極めて短時間の活動ですが、部活動も再開されます。
休校期間中、かなりの時間をかけ、国、文部科学省などの官公庁、東京都、他道府県の文化部活動再開のガイドラインを調査し、専門家、プロによる科学的な実験検証、楽器メーカーの見解、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)の先生方や全国の吹奏楽部顧問など諸先生方からのご意見を踏まえ、福井県の尾崎慎太郎先生の資料とミュージシャンのYUHKI氏の実験をもとにして下記の吹奏楽部感染症対策案を作成しました。
この資料は、日本中の先生方とのやりとりを経て作成したものですので、日本中の先生方と共有して、この状況を乗り越えられたらと思ってブログに書く事にしました。
この対策は、完全なものではございません。一考察としてご理解いただきながら、皆様の知見を加え状況に見合った対策を講じていただければと思います。
文中にもございますが、今後の情勢を受けて、随時緩和や改訂をしていく予定でおります。
新型コロナウイルスの消毒
国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター発行 『新型コロナウイルス感染症に対する感染症への対応ガイド第 3 版』
一般社団法人 日本環境感染学会発行 『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド第 3 版』より資料を追加 2020.6.15現在
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20200520corona_igakutekikenchi.pdf
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会「小児の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見の現状」を追加2020年6月30日
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20200520corona_igakutekikenchi.pdf
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会「小児の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見の現状」を追加2020年6月30日
羽村第一中学校吹奏楽部 部活動再開に向けて
〈必ず守ること〉
① 体調が悪い際(早退してください)や家族の体調不良等の際は、部活動に参加しない。
② 楽器を吹くとき以外は、マスクを取らない。
③ 自分の楽器·楽譜は、基本自分のみが扱う。(打楽器は必要な楽譜を多めに印刷しておきます。)
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なお、以下の資料の内容は、今後の情勢を受けて、随時緩和や、改訂していく予定です。
〈毎日の流れ〉
6月11日、ヤマハ社発表。マウスピースクリーナーMPC3とブラスソープBS2の両製品が、NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)により新型コロナウイルスの除菌効果がある事が確認された。発表を受けて、本ブログのサニーミスト一択からMPC3とBS2を加えた総称として楽器用消毒液と書く事に変更。(6月10日現在)
6月11日、ヤマハ社発表。マウスピースクリーナーMPC3とブラスソープBS2の両製品が、NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)により新型コロナウイルスの除菌効果がある事が確認された。発表を受けて、本ブログのサニーミスト一択からMPC3とBS2を加えた総称として楽器用消毒液と書く事に変更。(6月10日現在)
1.準備
① 第2音楽室前の手洗い場で、しっかりと手洗いをした後に、アルコール消毒をして入室。
② 基本、ミーティングはなし。音楽室にあるホワイトボードで予定を確認する。
ミーティングがあるときはホワイトボードに書いてあるので、その際は、床に座らずに自分の椅子に座って待つ。(椅子に名前シールをつける)
③ 自分の楽器と譜面台、楽譜、つばすて新聞紙等を持って各場所に移動する。
★パートリーダー(または副パートリーダー)
·楽器用消毒液と通常消毒液(椅子·ドアノブ用)を持って行く。
·ドアや特別教室の鍵を取りに行く。窓も開ける。
★メトロノーム係···この生徒以外はメトロノームを触らない。
★出席確認は、パートリーダーが行う。練習終了時のミーティングで部長に報告。
(遅れる際は、必ず顧問に伝える。)
2.パートごとの練習時
通常教室や廊下を使う。極力、部活外生徒、運動部が近くにいないようにする。
(吹奏楽部以外の生徒が入室した場合、担任、指導教諭、顧問のいずれかが除菌をする。
狭い部屋(音楽準備室、視聴覚準備室など)では4人以上入らないようにする。
四隅で壁を向いて練習(もくもく練習という。音が跳ね返って自分の音が聞こえる)
パートで合わせる際は内側を向いて吹く。
原則、2m離れて練習をする。(トロンボーンのスライドは270cm~380cm)
〈2人パート〉 〈3人パート〉 〈4人パート〉
★練習が始まったらドアは開けっぱなしにする。こまめに換気をする。
★第二校舎廊下で練習する際は、音楽室から自分の椅子も持って行く。
★雨天時
第一校舎の3階は、他の部活動が使うため使えなくなる。場所は別途相談。教室以外にする。
★打楽器
共有楽器は、手袋や軍手をして使用する。
この時期は音色が少し変わっても良いから別のマレットを使う手もある。
★フルートはできるだけ離れて練習する。
3.後片付け いつもより5分ほど早く終わる。
各教室で片付けを行う。
★パートリーダーは、ドアノブ、窓の鍵、スイッチなどを通常消毒液で消毒する。
窓を閉め、特別教室は鍵をかけ、鍵を顧問にわたす。
①金管楽器
2.3年生は、マウスピースを楽器用消毒液で洗い、自分の持参したマウスピースポーチに入れる。
※楽器ケースのマウスピースの場所には絶対に入れない。
※新入生用は、サニーミストを使う。→新入も、楽器用消毒液を使う。
②木管楽器
個人の楽器、マウスピースの消毒は、各自でする。2.3年生はクリーニング用品を各自で用意してください。
スワブについて(案)毎日、楽器用消毒液をかけておく。1週間に一度は必ず持って帰り洗う。
新入生マウスピースには楽器用消毒液をつけ、布で拭く。マウスピースの中は綿棒で拭く。
新入生マウスピースには楽器用消毒液をつけ、布で拭く。マウスピースの中は綿棒で拭く。
※木管楽器は」MPは目立たない場所で確認する。変色する可能性有り。洗剤でも)
·リードも楽器用消毒液で拭いて、必ず乾かす。天日干し。
·リードケースは1週間に一度乾燥させる。
※この時期はレジェールなどのプラスティックタイプのリードを使うといいかもしれない。
③打楽器
打楽器はマレット·スティック·ビーター·共有した楽器のみ、楽器用消毒液をつけた布で拭き消毒する。
※楽器用消毒液の使用箇所は、顧問に聞いて判断する。
ドラムヘッド·シロフォン·マリンバ、皮はクロスで乾拭きする
4.終礼
音楽室に入る前にもう一度手を洗い、アルコール消毒する。楽器用消毒液は使わない。
つばすて新聞紙は、音楽室前のゴミ箱に捨てる···毎日顧問が捨てる。
現在部員数が少ないため、仮入部期間終了までは全体終礼は行う。
自分の楽器の場所で密にならないように立って待つ。(床に座らない)
その後、生徒玄関に向けて集団下校。
連絡事項をあらかじめ考え、シンプルに伝えるようにする。
〈吹奏楽部限定のサインについて〉
楽器を吹く際はマスクをとるので、返事ができないため、あいさつのサインや、反応のサインを作る。
顧問にもわかる、楽しいサインを作ろう。
〈家庭で用意してほしい、新しい準備物など〉
① マウスピースポーチ
あると便利ですが、家にある巾着袋や、化粧ポーチなどで代用可。
タオルハンカチ等で包んでから入れる。
② 楽譜や譜面台を持ち運ぶトートバックやエコバック等
あると便利。楽器と楽譜と譜面台とを持ち運ぶと高確率で落とすため。
③ アルコールで拭く用の布
使い古しのタオルや綿のTシャツ等を、タオルハンカチくらいの大きさに切って持ってきてください。使い捨てて良いものにしてください。
④マウスピース、楽器用クリーニング用品。
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〈学校で用意した、新しい準備物など〉
① サニーミスト(楽器用消毒アルコール)アルコール70%
残りの30%が楽器を保護するとのことです。
木管楽器のマウスピース等で変色しないか実験し、変色は見られなかったのですが、個人の楽器、マウスピースに使用する場合、100%ではないのでご了承願います。変色した際は、保証することはできません。ご了承ください。
② つばすて用新聞紙
つばぞうきんは、しばらく撤廃します。部活動終了時、音楽室ゴミ箱へすて、最後顧問がごみステーションにもっていく。
③ 新入生楽器体験用のスワブ、リード、マウスピース
④ ビニールカーテンセット(作成中予定)
指揮者前(指揮者は生徒を向いて指示をするため)
合奏の際はフルート用 個人レッスン用
⑤フェイスシールド(検討中)
〈今後の部活動の流れ〉
·6月15日(月)~1週目
コロナ下の新しい部活動の形をつくる 最初は、個人練習が多め
顧問による個別·パートレッスン中心 個別指導の際は距離をとるか、ビニールカーテンを使用。
6月中に合奏ができることを目標にする。(新入生歓迎用)
·6月22日(月)~2週目
新入生仮入部が始まります。目指せ34人以上!
ここでの注意事項は後日連絡します。
仮入部もパートごと、教室に散らばって行う予定。
これ以降は、段階的に、2·3年生限定合奏や、人数半分合奏、セクション練習を入れ、合奏につなげていきたいと考えております。
土日の練習には、必ず、検温をしてから登校してください。
〈エアロゾルについて〉
1.ウィーンフィルの実験結果より
「芸術家の吸い出した空気が約80cm以上拡大することは予想されていない。」※歌は除く。
♪クラリネット ♪フルート 若干他の楽器より広範囲
♪トランペット ♪トロンボーン スライドの半分まで
♪ホルン ♪ホルン正面から 肩幅くらいに広がる
2.トヤマ楽器製造株式会社のリコーダーのエアロゾル実験より
直線的に飛ぶものは飛沫、上方に舞うものはチリやホコリの可能性が高い。演奏時の飛沫は、ほぼ確認できなかった。ただし、口とリコーダーに隙間が生じると、飛沫が飛ぶ場合がある。
※その他、6月中に他の業者やプロの演奏家等から情報が出される予定。
ミュージシャンのYUHKIさんが、フェイスシールドを使用した楽器演奏を検証されてます。
フェイスシールドの使用を検討しています。
追加資料
〈新入生楽器体験について〉(案)
必要物品
①楽器用消毒液
マウスピース用 一年生が触れた楽器を消毒
②綿棒
木管マウスピース吹く用
③布
サニーミストをつける、で吹く用
④打楽器
手袋または軍手
⑤スワブ
1年生が使用した楽器で用いる。絶対に先輩のを使わない。
羽村第一中学校はFl.Cl..A.T.B.Saxのものを購入。
持ち換え用にバスクラリネット、バリトンサックス用も購入。
⑥リード
部費でレジェール、通常リード両方の購入検討中。
⑦食器洗い洗剤
楽器用消毒液
楽器用消毒液
金管マウスピース用
⑧フェイスシールド
メモ
指導するときは、必ずマスクまたはフェイスシールドを着けて行うのが望ましい。
フルートはビニールカーテンを使用したほうが良いか。
♪簡単ビニールカーテンの作り方
①指揮者用・・・作成中
ハンガーラックを改造。
それにビニールをつけるだけ。
②生徒用(フルート・個別指導用)
ハンガーラックにビニールシート
高さが足りない場合は、農業用の緑の棒または竹&結束バンドで固定
※生徒用は、練習が始まってから需要が他にも出てくるかもしれません。
※実験したところ、譜面台はビニールシートを支える力がない。使うならマイクスタンド。フェイスシールドがあれば、ビニールカーテンがいらない場合もある。
羽村第一中学校吹奏楽部 新しい生活様式下で、新しい部活動のあり方について考えるワークシート
年 組 番パート 氏名
1.個人練習・パート練習のあり方について
2.終礼やミーティング、コミュニケーションのあり方について
3.楽器の消毒、扱い方について
4.その他、考えられること
まずは自分のパートのことから。一人ひとりが本気で考えると、本物の部活動になる。
羽村第一中学校吹奏楽部 新しい生活様式下で、新しい部活動のあり方について考えるワークシート
先生が考えると
1.個人練習・パート練習のあり方について
○各クラスで離れて練習。教室の4隅で壁に向かって練習。
⇒メリットがある。
壁に向き合うと、自分の音がよく聞こえる。
4隅で離れて合わせると、しっかりと吹く習慣や、よく聴き合う習慣が身につく。
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2.終礼やミーティング、コミュニケーションのあり方について
○連絡事項をあらかじめ考え、シンプルに伝える。
○出席確認はどうするか。最初のミーティングはなしで、ホワイトボードの活用。
○終礼やミーティング
⇒大切なことは何か、削れるところはどこか、考えてください。
○吹奏楽部のサインを作る。
あいさつのサイン。チューニング。注目させたいとき。
○椅子の位置
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3.楽器の消毒、扱い方について
○金管は必ずマウスピースを洗う。洗剤で。楽器ケースのマウスピース入れに入れない。
マウスピースポーチを用意する。(ミニタオルハンカチと、小さい化粧ポーチみたいなので大丈夫。)
○フルート
口をつけるところを、さっとアルコールで拭く。(購入しました)
○クラリネット·サックス
·マウスピースをアルコール消毒···洗剤不可。
(※木管楽器のMPは目立たない場所で確認する。変色する可能性有り。)
·リードはさっとアルコールで拭いて、必ず乾かす。天日干し。
·リードケースは1週間に一度乾燥させる。
·この時期はレジェールなどのプラスティックリードを使うといいかも···
·スワブは毎日楽器を片付けた後、洗剤で洗って乾かす。
○打楽器···共有するマレット等を使うときは手袋や軍手で。
練習後、乾いた布でさっと拭く。
★ヤマハのホームページを参考に、調べてみるといいかも。
金管奏者としての意見ですが、楽器の管内をきれいに保つことは、衛生面だけでなく、演奏技術向上の為にも良いことです。
良いことしかありませんので、是非、習慣付けて欲しいです。
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4.その他、考えられること
○つばぞうきんはしばらくやめる。新聞紙を折りたたんだもの。必ず音楽室にもってきて毎日捨てる。
毎日顧問がゴミステーションに持って行く。
○変化があり、最初は大変かもしれないけど、部活動はやっぱり楽しくありたい。
楽器を吹くのを楽しみたい。みんなで活動できることは楽しい。
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その他考えられることmemo
・私は、部活指導の他に大学と教育委員会、研究機関やJBAの仕事があります。いろいろな仕事でテレワークが導入されています。中学校の指導にもテレワークを導入することを考えてます。
・きちっとディレクションしながらレコーディングしたい。
・休校期間中に勉強して身に付けたIT技術などのテクノロジーを積極的に使って活動したい。
·ミーティングのあり方
掲示板(ホワイトボード)の活用
パートリーダーミィーティング⇒各パートに連絡
·楽しい感じになる吹奏楽部だけのあいさつのサイン
まずは、パートごとの練習が安定してできるようになる。
顧問は個人指導。時間を区切る。
個人指導の際、個人面談を行う。
特に三年生と。大会がなくなったことへのフォロー。話を聞く。新しい目標。
少しずつ人数を増やす。
ポップスでも何でもいいから、セクション練習を段階的にやってみて、合奏を目指す。
人数を減らした合奏もありかと。
部活が始まったら、音楽室などドアは開けっぱなし。
顧問が閉める。消毒する。
つばぞうきんは撤廃。
新聞紙。毎日捨てる。ゴミ箱用意。顧問が最後に毎日捨てる。
新型コロナウイルスの消毒
重篤な肺炎を引き起こす可能性のある新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は、新型コロ ナウイルス(SARS-CoV2)による感染症である。
ウイルスは、主に、症状の表れた感染者の咳によって飛散しこれを直接吸い込んだ場合感染するが、
その他に、無症状の感染者のつばにも含まれており、飛散したウイルスに触れた手を口や目に触ること
で、体内に取り込んで感染することが知られている。
最近の報告では、発症の約 2 日前の無症状の段階からウイルスをばらまき始めるらしいことがわかっ てきてるそうだ。
新型コロナウイルスの構造はエンベロープ型といい、脂質性の膜に覆われている。
この膜は、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、界面活性剤によって破壊できることが知られて おり、ウイルスを不活性化(消毒)することができる。
【具体的な方法】
1手の消毒
水洗いだけでも元のウイルスの数から 1/100 にする効果がある。 石鹸やハンドソープ(界面活性剤)も、じゅうぶんな効果がある。 アルコールが最も効果的であるが、中でもエタノール(濃度 60〜90%)を用いた手指消毒が有効で
ある、とされている。
※一般社団法人 日本環境感染学会発行 『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド第 3 版』より
手洗いの効果
手洗いなし
流水で15秒手洗い
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ
ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを2回繰り返す
残存ウイルス数(残存率)
約1,000,000個 約10,000個(約1%) 数100個(約0.01%) 数10個(約0.001%) 約数個(約0.0001%)
流水だけでも、手からウイルスを洗い落とす効果が非常に高いので、ケチらないでじゃぶじゃぶすすぐ と良い。
2器具や床などの消毒 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(1,000ppm=0.1%)、またはアルコール(エタノール又は 2-プロパ ノール)(70%)による清拭が有効。 60%のアルコール濃度の製品でも消毒効果があるとする報告もあることから、70%アルコールが手 に入らない場合には、エタノール(60%台)による清拭も許容される。
※国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター発行 『新型コロナウイルス感染症に対する感染
ウイルスは、主に、症状の表れた感染者の咳によって飛散しこれを直接吸い込んだ場合感染するが、
その他に、無症状の感染者のつばにも含まれており、飛散したウイルスに触れた手を口や目に触ること
で、体内に取り込んで感染することが知られている。
最近の報告では、発症の約 2 日前の無症状の段階からウイルスをばらまき始めるらしいことがわかっ てきてるそうだ。
新型コロナウイルスの構造はエンベロープ型といい、脂質性の膜に覆われている。
この膜は、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、界面活性剤によって破壊できることが知られて おり、ウイルスを不活性化(消毒)することができる。
【具体的な方法】
1手の消毒
水洗いだけでも元のウイルスの数から 1/100 にする効果がある。 石鹸やハンドソープ(界面活性剤)も、じゅうぶんな効果がある。 アルコールが最も効果的であるが、中でもエタノール(濃度 60〜90%)を用いた手指消毒が有効で
ある、とされている。
※一般社団法人 日本環境感染学会発行 『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド第 3 版』より
手洗いの効果
手洗いなし
流水で15秒手洗い
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ
ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを2回繰り返す
残存ウイルス数(残存率)
約1,000,000個 約10,000個(約1%) 数100個(約0.01%) 数10個(約0.001%) 約数個(約0.0001%)
流水だけでも、手からウイルスを洗い落とす効果が非常に高いので、ケチらないでじゃぶじゃぶすすぐ と良い。
2器具や床などの消毒 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(1,000ppm=0.1%)、またはアルコール(エタノール又は 2-プロパ ノール)(70%)による清拭が有効。 60%のアルコール濃度の製品でも消毒効果があるとする報告もあることから、70%アルコールが手 に入らない場合には、エタノール(60%台)による清拭も許容される。
※国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター発行 『新型コロナウイルス感染症に対する感染
【参考資料】
新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針 国(厚生労働省)
「換気の悪い密閉空間」を改善する為の換気の方法 国(厚生労働省)
一般社団法人 日本環境感染学会発行 『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド第 3 版』より
新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針 国(厚生労働省)
「換気の悪い密閉空間」を改善する為の換気の方法 国(厚生労働省)
一般社団法人 日本環境感染学会発行 『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド第 3 版』より
国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター発行 『新型コロナウイルス感染症に対する感染