2019年2月28日木曜日

2月28日 大学ジョイントコンサート2日前 武者修行の思い出

おはようございます。
本日の日野市は、雨。
寒いです。
昨日のブログに関西の吹奏楽のことを書きました。
書いていて、私が駆け出しだった頃の事を思い出しました。

吹奏楽指導を始めたばかりの頃、全国各地の先生にお願いして練習を見せていただいていました。

関西にも伺いました。淀工、洛南、天理。
明日、明後日とお邪魔する奈良県には、吹奏楽の名門天理高校があります。
全日本吹奏楽コンクール、浜松の選抜吹奏楽コンクールでの名演奏は、今でも鮮明に覚えています。

天理高校の演奏は、終始一糸乱れず精密で、かつ音楽のエネルギーがビンビン伝わってきました。
どんな練習をすれば、このような演奏になるのだろう?と思っていたら天理高校にお邪魔できるチャンスが舞い込んできました。

とある仕事で、天理高校に伺うことになり新子先生とお話もできるという素晴らしいものでした。先生の指揮を特等席で見ることができ、夜は、行きつけのバーに連れて行っていただき大変深いお話が聞けました。私と年齢が近い方々、天理高校吹奏楽部出身の大学生、社会人ともご一緒させていただきましたが、とても立派でした。
部活動をキチッとやるとこんなに立派になるのか!と思いました。

その後お会いした、淀工、洛南吹奏楽部の卒業生の方々にも同様な印象を持ちました。
以来、先生方が発信されていることは、できるだけキャッチしようと関西に行くたびにどこかの高校の見学も計画していました。

どうして、高校ばかり見学していたのかというと最初は、高校の先生になって吹奏楽部を指導したいと思っていて、中学校の先生になるなんて想像すらしていなかったからです。
今となっては、中学校にも大学にも行けば良かったと後悔しかありません。
そして、若造が、吹奏楽のことを何も知らずにハイレベルな高校の部に参入し全国大会を目指そうなどと考えていたなんて!血気盛ん?向こう見ず?なんて思います。

淀工丸谷先生は、毎年三月にパルテノン多摩で開催されていましたチャリティコンサートの指揮者をされていました。理事長になられる前から、日本全体のことをお話されていました。吹奏楽指導者は、ためになるのでお話を聞いた方がよいと思います。

洛南の宮本先生。亡くなってしまいましたが、洛南高校は、コンクールだけでなく定期演奏会、選抜での演奏が、本当に素晴らしかったです。
ステージでのユーモアにも気品が溢れていました。
宮本先生が、素晴らしいのは、皆様もご存知の通り。生徒にも浸透させることができていることは、驚きでした。

私たちは、先生方がおつくりになったとてもよい時代に生きてるのかもしれません。
私たちは、まだまだ現役で、活躍なさっているレジェンドの姿は、見るべきだと思います。

そして歴史研究も必要です。
吹奏楽日本発祥150年。

歴史を紐解くと未来を切り拓く鍵が見つかるのではないかと思います。
屋比久勲先生が、亡くなってからこのようなことを考える毎日。
どんな世界を思い描いていたのだろう。

私も若い頃、今の世間や自分を全然想像できていなかった。
ますます予測不能な現代において、想像力がとても必要だと思う。

大学ジョイントコンサートで出会った学生を含む関西の吹奏楽関係者からたくさんの刺激を受けています。そのひとつが想像力。
昔からアイデアマンが多いそうですが、関西人のユーモアは、豊かな発想とは、無関係ではなさそうです。明日の合同リハ、リハ後の懇親会、本番、本番後の打ち上げ、またまた学ぶことができるでしょう。楽しみです。

お客様を喜ばせることを常に持っている大学生プレイヤーたちのステージです。
皆様、3月2日(土)は、是非、奈良県文化会館国際ホールにお越しください。14時30分スタートです。
御来場心よりお待ちしております!

チケットは、こちらhttps://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1855808