2019年5月8日水曜日

吹奏楽コンクール課題曲選曲

こんにちは。
本日の羽村は、快晴。
気持ちの良い天気です。


さて、私は、ここのところ吹奏楽コンクール課題曲選曲をしています。
決め方は、楽譜を配って1番印象がよいものを選ぶ。
スコアを読んで、コンデンススコアをピアノで弾いてみて、バンドで音を出してという順番で進めていきます。

今は、バンドで音を出してという最終段階。
アマチュアの場合、この作業でスコアリーディングとのギャップがかなり出ます。
中学生バンドだと技術力が未熟で、スコア通りの音が出なかったり、強いパート、弱いパートが出てきたりとデコボコが、目立ってきます。
大学生バンドは、練習でなかなか揃わないため見込で決める部分が多くなってしまいます。辛いところです。

そんな感じですが、課題曲の印象を少し書きます。
おそらく、1番多く演奏されるであろうⅡ、マーチ「エイプリル・リーフ」。
4小節の華やかなオープニングのあと、軽〜いビートに乗って、これまた軽いクラリネットとアルトサックスによるメロディが歌いだされます。テンポとビートが軽快なのですが、ハーモニーは、ほとんど動きません。
ですから、ハーモニー進行による自然なフレーズ感が発生しづらい。
リズム、ハーモニー、メロディという音楽要素のうち、積極的に動かせるのは、メロディのみ。トリオになると多少、ポップス調の9thハーモニーなどが増えますが、rit前のブリッジになってもあまり色が変わりません。中音域のパートが、優秀でないとバランス良くいかなそう。
よって、メロディラインの美しさが極めて重要。

次にⅣ、「道標の先に」。
8分の6拍子で、8小節間のドミナントコードでのオープニング。その後、Ⅱ同様、第一マーチは、アルトクラリネット、サックスのメロディであります。
メロディの音域が、高くないので、明瞭感が欲しいところですが、装飾カウンター以外は、低めの音域設定です。
ハーモニー進行は、なかなか面白い。
メロディは、同じかたちが、繰り返し出てきます。
ハーモニーの色彩が出ると演奏の単調さが防げるように思います。
拍子感がある中で。長めのフレーズが奏でられるかどうか。
一見ほど簡単な曲では、ありませんね。

次にⅠ、「あんたがたどこさ」の主題による変奏曲。
普門館が会場だったらこの曲を選んでいたと思う。
個人的には、久しぶりによいマーチではない課題曲ができてきたと思います。
オーケストレーションが、よいと思います。
最後にⅢ、行進曲「春」。
売れっ子作曲家、福島先生の曲。
なるほど!素敵であります。
それにハーモニー、ソルフェージュトレーニングをしながら取り組むには、とても演奏しやすい。
しかし、よい曲なのですが、あまり演奏する団体は多くないような気がします。

課題曲を練習してみて、このように思いました。
6月9日(日)の明星大学フレッシュマンコンサートで、課題曲Ⅰ〜Ⅳの何曲か(もしかしたら4曲全部)を演奏する予定です。
Ⅴは、今回、プログラムには、入っておりません。すみません

課題曲としては、どの曲もよろしいのではないでしょうか。5月中には、決定したい。
決まりましたら、よい演奏目指して、精一杯練習頑張ります。

それにしても今日は、よい天気です。
研究室からの景色もよいです。



※上記は、曲の優劣を語っているわけでは、ございません。
あしからず。