トヤマ楽器が、科学的にリコーダー演奏時のエアゾル飛沫検証実験をしました。
実験の結果、リコーダー演奏時には、飛沫が認められませんでした。
検証方法
数ミクロン(1000分の1ミリメートル)の微粒子を可視化する特殊な装置を用いて、リコーダー演奏時・水抜き時の飛沫を検証しました。
微粒子の詳細を判別することは困難ですが、直線的に飛ぶものは飛沫、上方に飛ぶものはチリやホコリの可能性が高いと判断しています。
微粒子の詳細を判別することは困難ですが、直線的に飛ぶものは飛沫、上方に飛ぶものはチリやホコリの可能性が高いと判断しています。
演奏時の飛沫は、ほぼ確認できませんでした。 但し、口とリコーダーに隙間が生じると、飛沫が飛ぶ場合があります。(動画3参照)
今回の結果を踏まえ、感染症の予防に効果が期待されるリコーダー演奏・お手入れ方法を近日公開します。
撮影協力:新日本空調株式会社
ソプラノリコーダー
1. 指孔を開放し演奏 2. オイルミストを口に含み演奏(気流確認のため)
ミストを口に含み演奏(気流確認のため)
3. 「笛星人:曲集『笛星人』」を演奏 4. 1分間音階を繰り返し演奏
※口とリコーダーに隙間が生じた際、飛沫を確認
5. 「しっぱれー!:曲集『笛星人』」を強めの息で演奏
6. ウインドウェイの水抜き(指をあてて実施) 7. ウインドウェイの水抜き(布を巻きつけて実施)
※1回目に水滴を確認、2回目に少量確認
アルトリコーダー
8. 指孔を開放し演奏 9. オイルミストを口に含み演奏(気流確認のため)
10. 「笛星人」を低いシの音で演奏 11. 「笛星人」を高いシの音(サミング)で演奏
12. 1分間音階を繰り返し演奏
13. ウインドウェイの水抜き(指をあてて実施) 14. ウインドウェイの水抜き(布を巻きつけて実施)
※1回目に水滴を確認
テナーリコーダー
15. 1分間音階を繰り返し演奏
※口とリコーダーに隙間が生じた際、飛沫を確認
バスリコーダー
16. 音階を演奏
比較調査(リコーダーなし)
17.タンギング「トゥ」の有声音 18.タンギング「トゥ」の無声音
※飛沫あり ※飛沫あり(有声音より少量)
19.「大きな古時計」を歌唱
※特に「た行」で多くの飛沫を確認、「さ行」「か行」でも飛沫を確認