東京音楽大学吹奏楽アカデミーのバンドディレクションという授業に講師として参加してきました。http://tokyo-ondai.ac.jp/department/wma/wind-music-academy.html
中学校の吹奏楽指導者、教育委員会所属、として参加するのは、私が初めてとのことで、求められていることは、なんだろうと考えに考え準備を重ねて、とても気合いを入れて出かけました。
先ず驚いたのは、多くの先生方も一緒に講義に参加されていらっしゃったことです。
そして、その講師陣の豪華さ。
かなり手厚い教育環境であります。東京音楽大学が、本気で吹奏楽を研究し人材育成をして吹奏楽界を発展させようとしていることが伝わってきます。
今年度開設された吹奏楽アカデミーには、学生は、当然一年生しかおりません。
というわけで、大学一年生に3時間の講義を致しました。
最初に教育行政の中での吹奏楽の話をしまして、次に小中一貫教育や音楽基礎教育との兼ね合い、そして実際に中学校吹奏楽の現場で行なっている楽器を使ったソルフェージュなどの音感指導、それらを楽曲演奏に応用する方法などを時間に限りがありましたので少しだけ体験してもらいまして、最後に質疑応答。
質疑応答では、学生らしい率直な意見や質問、先生方からは、さすがプロフェッショナル!という鋭い御質問がありました。
短い時間ではありましたが、東京音楽大学吹奏楽アカデミー講義では、昔からある、過去に誰かが考えたものを教えるという教育の部分と今の大学が発見したものを広く世間に知らせていくという両面を見ることができました。
大学という高等教育の中での吹奏楽。
まさに吹奏楽の先端教育であります。
次世代のために微力な私でも何か残せないかと思っていた矢先でのこの機会でした。
このことが、いつか誰かのお役に立てたらと願っています。
最後になりましたが、大きな可能性を秘めている若い音楽家たちの前に立たせていただく機会を与えてくださいました東京音楽大学吹奏楽アカデミーの先生方に深く感謝致します。
ありがとうございました。
集合写真
講義風景
講義風景
講義風景
国立音楽大学出身の先生方と
とてもステキな打楽器奏者の平子先生と
トロンボーン奏者の渡辺善行先生と